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プログラム紹介・募集要項
亀田総合病院 在宅診療科後期研修/フェローシッププログラム

定員:若干名
状況:見学受付中
採用試験日:個別に日程調整します

募集要項
1.プログラム紹介と教育ポリシー

在宅医療は、患者さまが望む場所で、その人らしく療養・生活することを支える選択肢の一つとして、これまで重要な役割を担ってきました。
当院では1993年から在宅診療科が立ち上がりました。現在では、総合病院が有する在宅診療科としては国内最大級の規模で活動しています。

我が国は、今後10年の間に世界でも類を見ない速さで『超高齢社会』を迎えます。都市部や郊外の地域においても、病院のベッドが足りないという状況がさらに深刻になることが想像に難くない今、適切な『在宅医療』の普及は、我が国の医療の質を担保する意味でも急務です。
当プログラムは、在宅医療に必要な知識・技能・心を習得することを目標として作られたものです。具体的には、在宅における緩和医療、脳血管障害慢性期の管理、神経難病の管理、慢性呼吸不全患者の管理、認知症患者への対応、高度在宅医療(在宅人工呼吸、在宅中心静脈栄養)、リハビリテーション、栄養管理、医療制度・介護保険・福祉制度についての知識の習得などが含まれています。

プログラムの特徴

  1. 亀田総合病院に付属する在宅診療科という特性を活かして、重症度の異なる様々な症例を経験することが可能です。
  2. 在宅診療導入前(入院中や外来通院時)から導入後、また経過中に緊急入院となるような場合にも、継続して患者に関わることが可能です。
  3. まずは少人数の患者を『丁寧』に診ることによって、在宅医療の基本を一から学ぶことのできるプログラムです。
  4. 地域医療支援部の他の職種(訪問看護、ヘルパー、ケアマネージャーなど)と机を並べて常に一緒に働くことで、それぞれの職種の特徴を知り、活かし方を学ぶことができます。
  5. プログラムコーディネーターとの相談により、個々の到達目標と研修の進行状況を確認しながら、研修を進めることが可能です。

豊富な知識と経験を有する指導医からのマンツーマン指導を受けられるほか、亀田総合病院各科との密な連携により恵まれた教育リソースを存分に利用して、各医療場面における、在宅医療の専門能力の養成を目指します。

2.プログラム年数

A.後期研修:
3年
※後期研修の対象:当院卒後研修センターの規定に準ずる


B.フェローシップ:
@ストレート研修:1年
Aコンバインド研修:2年(亀田総合病院・安房地域医療センター・亀田ファミリークリニック館山での各診療科ローテートを含めたコンバインド研修)
※フェローシップの対象(@、Aともに)
・卒後6年目以上で、初期研修修了かつ内科認定医レベルの能力を有する者

3.取得可能な専門医資格

日本在宅医学会認定専門医

4.研修施設

4-1 基幹研修施設

亀田総合病院

4-2 関連研修施設

  1. 亀田ファミリークリニック館山(研修責任者:家庭医診療科部長 岡田 唯男)
  2. 安房地域医療センター(研修責任者:メディカルディレクター 西野 洋)
  3. 花の谷クリニック(地域緩和ケア提携施設 研修責任者:院長 伊藤 真美)
  4. 子ども在宅クリニックあおぞら診療所墨田(研修責任者:前田 浩利)
  5. 医療法人社団 公朋会 西嶋医院(研修責任者:院長 西嶋 公子)
  6. 医療法人社団 プラタナス 桜新町アーバンクリニック(研修責任者:院長 遠矢 純一郎)
5.指導体制

5-1 指導責任者

大川薫

5-2 指導医

大川 薫 在宅診療科部長 日本プライマリ・ケア連合学会認定家庭医療専門医、同認定指導医、同プライマリ・ケア認定医、日本在宅医学会暫定指導医
藤島 正雄 在宅診療科医長 日本在宅医学会暫定指導医
原澤 慶太郎 在宅診療科医長 日本外科学会外科専門医、日本プライマリ・ケア連合学会認定医
蔵本 浩一 疼痛・緩和ケア科/在宅診療科医員(プログラムコーディネーター) 日本プライマリ・ケア連合学会認定指導医、同プライマリ・ケア認定医
小野沢 滋 特別顧問 前地域医療支援部部長、北里大学病院 患者支援センター部 副部長、日本在宅医学会 幹事
6.プログラム概要

6-1 研修目標

総合目標

このプログラムは、
 ・各地域において
 ・限りある医療資源を有効に活用しながら
 ・多職種と有機的に恊働して
 ・その地域全体を支えることの出来る
 ・真の『在宅医』を育てること
を目標としています。

 

研修の個別目標

  1. 主に4つの大項目(認知症、神経難病(成人、小児)、終末期領域)に関して、医学的知識と診療経験に基づき、適切なマネージメントを提供できる。
  2. 短期的なマネージメントだけではなく、長期にわたって、患者・家族の意向を尊重したマネージメントができる。
  3. 各職種の能力と限界を知り、多職種と協同して、患者や家族の生活を支える視点を持って医療を提供できる。
  4. 人口動態や保険制度、医療・介護環境の変化に対応して、地域の要となるような在宅医療を実践することができる。

主な研修内容については以下をご覧ください。
https://www.facebook.com/kamedahomecaremed/notes


6-2 年次毎の段階的な到達目標

【1年次4-9月】

研修開始後半年目までは訪問診療中心の研修となります。この期間に、在宅医療を行うために自分に足りない知識、必要とされている知識が何かをきちんと認識します。

【1年次10月-2年次9月】

研修開始後6ヶ月目から18ヶ月目は、各人の希望に応じて、在宅医療に必要な知識の習得を病棟における各科ローテートを中心に行います。この期間、訪問診療は週1日とし、夜間、週末の在宅診療科の拘束を指導医とともに行います。

【2年次10月-研修終了まで】

訪問診療のみをスタッフと同様に行います。その間に、在宅における症状緩和、高齢者のケアマネージメント、社会制度の理解、家族調整等を指導医の元で実践します。


6-3 研修方略

  1. On the job training
    @ 訪問診療業務を通じたトレーニングです。
    A  指導医、上級医の指導のもと在宅医療の専門的知識、手技、治療法を習得します。
    B 指導医、上級医の指導のもと、定期往診や夜間帯の拘束対応を通じて、一人一人に対して丁寧な診療を実践し習得します。
    C 他の職種や患者様、ご家族との関わりを通じて、在宅医療に必要なコミュニケーションスキル、リーダーシップを習得します。
  2. レクチャー・カンファレンス
    @ 在宅診療科他職種合同カンファレンス(毎朝・夕) 
    A 院内緩和ケアチーム・亀田ファミリークリニック館山との多職種合同カンファレンス(毎週水曜:17:00〜)
    B 総合診療・感染症科、呼吸器内科、神経内科との合同カンファレンス(月1回)
    C 地域医療支援部の各職種からのレクチャー(月1回)
    D 安房地域の医療機関を結ぶ他施設他職種合同カンファレンス(名称:安房ネット:隔月開催)
    E Dr. Moody(UCSF准教授・米国緩和専門医)を交えた症例検討(月1回)
  3. 学会活動への参加
    @ 国内外の関連領域の研究会、学会に積極的に参加し、発表を行います。
    A 発表にあたっては、周到に準備を行い、発表後はその成果を他のメンバーにフィードバックします。
    B 学会で発表した研究は可能な限り論文化し、査読制度のある雑誌への投稿を推奨します。
    C 当院は日本在宅医学会の認定研修施設であり、当院で研修することにより専門医取得が可能です 。

7. 研修修了後の進路

研修修了後は、当科スタッフとして勤務する方や、希望する地域で在宅医として勤務する方、大学や地域で教育・研究に携わりながら臨床を続ける方など様々です。可能な限り、本人の希望に沿う形で進路を提供しています。


文責者名:在宅診療科部長 大川 薫

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